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流行のマクロビとは?オーガニック生活を送るヒント・マクロビオティックに注目


「マクロビ」というと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。いったいどんなものなの?そんな疑問を徹底解明!

オーガニック生活を送るヒント、流行のマクロビオティックとは?

有機栽培や自然栽培などで作られたオーガニック食品は、健康や環境に配慮された食材として注目を集めています。
このようなオーガニック食品の特長を活かした食事法の1つに「マクロビオティック(通称マクロビ)」というものがあります。

マクロビオティックとは、実は日本発祥の食生活法・食事療法の1種。
横文字ですので海外発祥かと思いきや、国産なんです!

しかし、国産と言えどまだまだ知らない方も多いマクロビオティック。
実践するためには、一体どのようなことを行えば良いのでしょうか?

そこで今回は、オーガニック生活を送るヒント・マクロビオティックについてご紹介します!

◎マクロビオティックとは

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マクロビオティックとは、食文化研究家の桜沢如一先生が提唱した食生活法・食事療法の1種です。
「マクロ(大きな)」「ビオ(生命)」「ティック(術・学)」の3つの言葉から成り立っています。

マクロビと聞くと、ストイックで難しい印象を抱く方もいるかと思いますが、マクロビの基本は伝統的な日本食をベースとしています。
例えば、主食は玄米、副菜は野菜や漬け物、乾物をとることが基本です。

マクロビは独自の陰陽論に基づいた食材や調理法で、自然との調和を保ちながら健康の根源を支えることを目的としています。

独自の陰陽論に基づいた基本は3つ。
「身土不二(しんどふじ)」「 一物全体(いちぶつぜんたい)」「陰陽調和(いんようちょうわ)」です。
マクロビを実践する前に、まずはこの3つの基本を押さえておきましょう。

◎マクロビの3つの基本

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▼身土不二(しんどふじ)

身土不二とは、「人の体と環境は切り離すことができない」ということを意味しています。
その土地の気候風土に合った作物や穀物などを食べることにより、健康的な暮らしが送れるという考え方です。

例えば、熱帯や夏の暑い季節に採れる野菜は体を冷やす作用を持っているため、それを食べることで暑さに順応することが可能です。
反対に、夏野菜などを冬に食べると体が冷えやすくなり、体調を崩す原因となります。

また、身土不二にとって「旬」の食材を食べることも重要なポイントです。
旬の食材は栄養価が高く、うまみも増しているため体のバランスを調節することができます。
四季がある日本だからこそ、季節ごとの旬の食材を食べることが健康につながるのです。

▼一物全体(いちぶつぜんたい)

一物全体とは、「食材をあるがままに丸ごと食べる」ことを意味しています。
一物全体では、基本的に野菜は皮ごと食べ、根や葉も捨てずに調理します。
食材を丸ごと食べることによって、体のバランスを整えるという考え方です。

野菜だけでなく、米も精製された白米ではなく玄米を食べ、調理法も灰汁を取らないことが推奨されています。
食材をそのまま食べることによって、栄養価の高い食事をとることが可能です。
さらに、食材が持つパワーをそのまま感じることができるでしょう。

▼陰陽調和(いんようちょうわ)

マクロビでは、食べ物を「陰」と「陽」の2種類に分けて考えます。
例えば、陰の食べ物の特徴には「体を冷やす」「水分を多く含む」「早く育つ」「暖かい気候の土地で育つ」などが挙げられます。
代表的な陰の食材はナスやトマト、キャベツなどです。

陽の食べ物の特徴は「体を温める」「水分が少ない」「ゆっくり育つ」「寒い気候の土地で育つ」などが挙げられます。
代表的な陽の食材は、ニンジン、ゴボウ、梅干しなどです。
この陰と陽の食べ物をバランス良く食べることが、マクロビを実践する上で大切なポイントです。

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食べ物だけでなく、人も陰と陽に分かれています。
陰性体質の方は「無気力」「低血圧」「冷え性」などの特徴を持ち、陽性体質の方は「興奮しやすい」「高血圧」「汗をかきやすい」などの特徴を持っています。
体のバランスを保つためには、自分の体質や体調に合わせて食材を選ぶことも大切です。
陰性体質の方は陽の食材を、陽性体質の方は陰の食材を積極的にとるようにしましょう。

◎おわりに

マクロビオティックは、古くからの日本の伝統食に共通する部分が多いため、日本人が取り組みやすい健康法といえるでしょう。
毎日マクロビを実践することは難しいと思いますが、マクロビの精神を少しでもとり入れることによって、体のバランスを整えることができるはずです。
自分で行える範囲でマクロビを実践し、健康的で充実したオーガニック生活を送ってはいかがでしょうか♪


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